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シリアに関するブリュッセル国際会合、全体的アプローチと56億ユーロの支援で合意

EU News 69/2017

2017/04/05
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、自身が主催し、国連、カタール、ノルウェー、クウェート、ドイツおよび英国と共同議長を務めた、4月5日にブリュッセルで開催された「シリアと周辺地域の将来を支援」と題した国際会合が、シリア危機への対応にあたり、人道状況に対処するための巨大な金融支援、危機解決に向けた政治的な取り組みへの支援およびシリアと周辺地域の平和的で安定した将来を支えるための長期的展望を含む全体的なアプローチに合意して閉幕したと報告した。

70以上もの国や国際機関とシリア内外の市民社会の代表が一堂に会した同会合は、本年の拠出金として、同危機への対応に圧倒的多くを提供しているEUからの13億ユーロを含む、合計60億ドル(56億ユーロ)について合意した。EUは、将来においても2018年にはレバノン、ヨルダンおよびシリア国内の人道活動に対し5.6億ユーロと同等レベルの支援を、また2019年にも関与の度合いを維持すると約束した。

上級代表は、「本日の会合では、シリア危機に対し全体的アプローチで取り組むことで合意した」と述べ、「(同国民の)苦痛の度合いはあまりに凄まじく、政治的な解決は今まで以上に緊急を要している。シリアと同国民が、どのような将来であれ、特に自由で民主的な将来を確保するためには危機解決を支援する政治的取り組みといった投資が鍵を握る。平和を確立するための合意を形成できるのはシリア人のみである。<中略>シリア人のための、同国における持続可能で包摂的な和平は、われわれの共同作業全ての目標である。

「今日、国際社会の結束は今まで以上に意味があり、シリア人に人道支援を提供し、戦争を終結させるためのわれわれの共同作業は今まで以上に緊急を要するものである」

共同議長宣言(英語)

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/24256/brussels-conference-supporting-future-syria-and-region-agrees-holistic-approach-crisis-and-56_en

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