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28/04/2017
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モゲリーニEU上級代表、シリア北部イドリブ県での化学兵器使用を非難

EU News 66/2017

2017/04/04
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、特にシリア北部イドリブ県での化学兵器攻撃といった恐ろしい行為を考慮すれば、国際社会が同国の和平のために協力し続ける責務があると述べた。

モゲリーニ上級代表は、市民社会との会合の後、スタファン・デミストゥラ国連シリア特使との共同記者会見で「今朝、イドリブ県での悲惨な攻撃の報道を受け、われわれは皆悲しみにくれた。化学兵器使用は戦争犯罪の中でももっとも邪悪なものであり、この攻撃に関わった者は責任を問われなければならない」と述べた。

4月5日にブリュッセルで開かれる、EUが開催場所を提供し共同議長を務める「シリアとその周辺地域の将来を支援」と題した国際会議に触れ、「特に本日目の当たりにしているひどい光景を前に、刑事免責などは選択肢としてありえない。今回の攻撃が、70もの国や団体が一堂に会し、平和を構築し、ジュネーブで行われている国連の調停作業を支援し、人道支援のための資金を集め、将来を見据えて国際社会がどのようにシリア国民の母国再建を支えられるかを討議しようとするちょうどその時に起きたことは、偶然ではないかもしれない」と続けた。

同会議では、ジュネーブでの政治交渉への支援や、シリアにおける政治的移行の開始後に国際社会がどのように同国の復興に関われるかなどを通じて、シリア国民が、人道支援を受けながら、自らの将来を切り開く努力を支える方策について討議する。

同国の復興の可能性を視野に入れ、EUは国連や国際金融機関と協力し、紛争が終結し、政治的合意が得られたときに必要となる膨大な集団的取り組みに向けた準備作業を開始している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/24162/idlib-attack-underlines-need-peace-syria-mogherini-says-eve-brussels-conference-supporting_en

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