This site has been archived on 28 of April 2017
28/04/2017
ホームニュース・出版物ニュース2017> EU、NATOと連携しながら防衛・安全保障の強化を継続

EU、NATOと連携しながら防衛・安全保障の強化を継続

EU News 63/2017

2017/03/31

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、NATO外相会議の会場到着時に、EUはNATOとの連携を進めながら、防衛および安全保障の側面を強化し続けると語った。また、EUの安全保障と防衛における英国の貢献は重要であることに違いはないが、将来EUにとっての課題を生むほど大きくはないと、強調した。

「英国がEUを離脱することが、EUの防衛と安全保障を提供する能力にいかに影響するかについて、さまざまな考えが示されているが、数字を見れば、英国の貢献は、EUのオペレーションおよびミッションにおける文民能力の3%、また軍事能力の5%を占めるにすぎない。それは価値のある貢献であることは確かであるが、その貢献が無くともEUの防衛・安全保障活動が全く問題なく機能し続けることも確かである。

英国のEU離脱後において、良好かつ堅固な安全保障・防衛協力を構築できることを望むとともに、そうしていく意図であるが、EUのオペレーションおよびミッションにおける現在の英国の貢献を示す数字は、将来的にEUにとっての課題を生じさせるほど、大きいものではない。したがって、この点における向こう側の有利性は極めて小さい」と、上級代表は付言した。

その間も、昨年7月のワルシャワ宣言に基づき、EUはNATOとの協力を強化しているとし、「両者間のあらゆる分野における素晴らしい協力」を強調した。そして、今回の外相会議が、「EUとNATOが共有する数多くの多様な課題への対応における協力を継続する場であるとともに、われわれの市民の安全保障を強化するための好機である、とした。

『EU MAG』の関連記事
初の共同宣言で協力強化を図るEUとNATO 2016年9月号 政策解説

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/23940/mogherini-partnership-nato-eu-continues-strengthen-its-defence-and-security-profile_en

© European Union, 2017 URL