ヨーロピアン・セメスター2017開始:より強力で包摂的な景気回復を目指す
EU News 369/2016
2016/11/16
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、ジャン=クロード・ユンカー委員長の2016年一般教書演説のガイダンスと欧州委員会の2016年秋季経済予測の最新の経済データを土台に、この先1年間の欧州連合(EU)の経済的・社会的優先事項に関する見解を示した。本日、経済・財政に関する文書群(秋季パッケージ)を発表したことにより、ヨーロピアン・セメスター(欧州半期)と呼ばれる2017年の経済ガバナンスのサイクルが始まる。
欧州は、脆弱ながら相対的に耐性のある、雇用集約的な景気回復のただ中にあり、域内総生産(GDP)は現在危機以前のレベルを上回っている。失業率は減少傾向にあり、投資は増加している。しかしながら、現状に満足してはならない。これまでに景気回復の追い風となってきた要素は弱まってきている。特に社会への影響、官民両部門の債務の多さおよび不良債権比率の高さなど、危機の遺産は今なお広範囲に及んでいる。
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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-3664_en.htm?locale=en
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