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EU外務理事会(2日目、防衛問題)の主な結論

EU News 366/2016

2016/11/15
ブリュッセル
欧州連合理事会

<日本語仮抄訳>

NATOとの協力
欧州連合(EU)外務理事会は、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長と、EU・NATO間の協力について協議した。防衛担当大臣らはEUの安全保障と防衛に関するグローバル戦略とEU・NATO共同宣言の実施の文脈の中で、両者間の協力について評価した。フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表とストルテンベルグNATO事務総長は、この点について説明し、協力深化をうたった共同宣言で示された7分野において、40もの具体的な提案に関する作業が進められているとした。これらの提案は、12月初旬にそれぞれの理事会で提示・採択される予定である。EU側は、EU・NATO間の包括的な協調と相補性、および強力な欧米関係に対するEUのコミットメントが必要であることを強調した。

CSDP活動
理事会はその後、共通安全保障・防衛政策(CSDP)下の活動の現状、特にリビアと地中海地域の状況に焦点を当てて議論した。ストルテンベルグNATO事務総長も同席した。この文脈において、地中海中央部で密航や人身取引に関わる者と闘うためのEU海軍部隊「ソフィア」作戦(EU NAVFOR MED Operation Sophia)とNATOのシーガーディアン作戦が、状況認識とロジスティクス(装備・人員の輸送・補給)について現在行っている協力は特に関連性があった。

EU上級代表はまた、参加者に対し、EU海軍部隊「ソフィア」作戦の2つの支援業務についても近況を報告した。乗船した78名のリビア海軍沿岸警備隊と海軍関係者、およびその指導者に対する訓練は継続している。同作戦はまた、国連安全保障理事会決議第2292号(2016)に則り、リビア沖の公海における国連の武器禁輸措置の実行にも貢献している。この枠組みで既に2016年9月14日に最初の臨検を行い、7隻の商船の検査と122隻の尋問を実施した。

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/fac/2016/11/14-15/

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