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EU、2015年に排出量が微増するも、順調に2020年の目標達成に近づく

EU News 355/2016

2016/11/8
欧州環境機関

<日本語仮抄訳>

欧州環境機関(EEA)が本日発表した新たな報告によると、暫定予想値では2015年の欧州連合(EU)域内の温室効果ガス排出量は前年比で微増したものの、1990年比では22%低下した。この報告は、EUが設定した2020年の排出量削減目標達成に、順調に近づいていることを確認した。

EUの2020年に向けた目標には、1990年比で温室効果ガスの排出を2割削減することが含まれている。EEAの報告によれば、EUの排出量は2014年、2015年ともに1990年比で2割以上低かった。

暫定値では、2015年の排出は前年比で0.7%増加することが予想される。2014年は例外的に前年比で排出量は4%削減されたが、これは特に暖かい冬に起因する。EU排出量取引制度(ETS)に含まれる産業からの排出量は2015年にも減少を続けた。他方、ETSに含まれない部門の排出量は増加した。特に、輸送部門の排出量は2年連続で増加した。

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.eea.europa.eu/highlights/eu-firmly-on-course-to?utm_source=EEASubscriptions&utm_medium=RSSFeeds&utm_campaign=Generic

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