EU外務理事会の主な結論
EU News 336/2016
2016/10/17
ルクセンブルク
<日本語仮抄訳>
シリア
欧州連合(EU)理事会はシリアに関する結論を採択し、特に一般市民、人道活動家や医療関係者を過度に意図的に標的にしている、政権側と特にロシアといった盟友による攻撃を強く非難した。
EUは以下を要請する。
- シリア政権側とその同調者によるアレッポ市上空の軍用機の飛行禁止
- 強力かつ透明な仕組みによる監視を伴う即時停戦
- 包囲攻撃の解除
- 全ての関係者による完全で制限のない、持続可能なシリア全土への人道活動家のアクセス
EUは命を救う決意であり、アレッポへの支援の供給と負傷者の搬出に向けた集中的な人道外交努力を続ける。
移民・難民
EU理事会は移民・難民問題の対外要素に関する最近の動向を確認した。フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表は、パートナーシップ枠組みに軸足を置いた取り組みの最初の成果や、移民・難民を共同でよりよく管理するためのマリ・ニジェール・セネガル・ナイジェリア・エチオピアの5つの優先国との個別の合意に関する作業について報告を行った。理事会はパートナーシップ枠組みに関する取り組みのこれまでの進展を歓迎した。協議の中で、この取り組みの地理的対象を中東やアジアに漸進的に拡大することを提案した。
理事会はまた、ヨルダンとレバノンとの連携優先事項と協定についての結論を採択した。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/fac/2016/10/17/
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