ナイジェリアのボコ・ハラムに誘拐された少女の解放に関する共同声明
EU News 334/2016
2016/10/13
ブリュッセル
<日本語仮訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長ならびに欧州委員会のネヴェン・ミミツァ国際協力・開発担当委員とクリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当委員は、以下の声明を発表した。
「家や家族から引き離されて2年半、ボコ・ハラムに誘拐されたチボック村の女子生徒21人が、ようやく解放された。難題の多い今の世界にあって、喜ぶべきことだ。
今後は、この少女たちに希望と人生と将来を与えなければならない。
しかし、他にも家族と共に今も拉致されている人々、ボコ・ハラムの暴力を受けてきた人々がいることを、決して忘れてはならない。
今後も全力を挙げて、この蛮行の実行犯を処罰しなければならない。
ナイジェリア政府、赤十字国際委員会、スイスが、交渉に成功したことに敬意を表する。解放された少女たちが無事に家族の下に帰還することと、そして完全に社会復帰できることを願う。
EUは、ナイジェリア政府がボコ・ハラムと戦うことにおいて、また、人道、開発、復興の努力を進めることにおいて、いつでも支援を提供する意向だ。同国の北東部では、220万人が自宅からの退去を余儀なくされている。EUは、この脆弱な人々、特に児童に対し、児童保護、栄養、精神的援助、単独で行動する児童の世話と保護者との再会の援助などの形で、人道支援を提供している」
Photo credit: EU/ECHO/Isabel Coello URL