モゲリーニEU上級代表とスティリアニデス欧州委員、シリア・アレッポへの緊急人道措置を発表
EU News 318/2016
2016/10/2
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と、クリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当欧州委員は本日、以下の声明を発表した。
「我々が戦闘行為を止めさせるために休むことなく努力を続ける中、アレッポで起きている人道上の悲劇に直面している本日、EUとして、人道団体がその作業を進め、一般市民が救助・保護されることを目指した同市に対する緊急人道措置を発表する。
この紛争に関わる全ての関係者に対し、この取り組みを支援し、その円滑な実行を容易にすることを呼び掛ける。
国連と協力して行われる今回の取り組みは、2つの主な要素で構成される。
- まず、医療・水・食料といった基本的救命支援物資の、アレッポ東部市民への緊急提供を容易にすることを目指している。複数の支援機関で構成される輸送車両群が、EUの初期対応資金を通じて手配された、事前に集められた備蓄品をアレッポ西部から東部へ運搬する用意がある。この輸送で最大13万人に支援を提供することが可能である。
- 第2に、これと平行して、同時に女性・子ども・高齢者を中心に、緊急な医療措置を必要としている負傷者・病人をアレッポ東部から避難させることを目指している。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-16-3270_en.htm?locale=en